OB会東京支部 研修会1泊旅行の報告
訪問先:奥能登大周遊2日間
実施日:2018年5月21日~22日
参加者(4名):草鹿 悌二、土屋 富夫、横井 広秋、尾崎 克好
東京支部の今年の企画は、飛行機を利用して、石川県の能登半島に行くことに決定しました。
5月21日当日は良く晴れた日になり、早い集合でしたが、羽田空港へもスムーズに全員集合となり、いざ奥能登へ、出発となりました。
能登空港の上空の眺めは、緑がいっぱい、民家が点在している状況、すごい僻地に来た思いでした。
空港に到着後、30名ほどのツアーバスに乗り込み、奥能登半島最北端 禄剛崎灯台を目指して出発、灯台の敷地に日本列島の「へそ」を発見、意外性に驚きました。
灯台は、高台にあり、景色が良く、佐渡島が見えました。
初夏の海は静かで、水平線の大パノラマをみて、感動いたしました。
すず塩田村では、日本で唯一残る揚浜塩田を見学、以前、TOKIOの松岡くんが、番組の中で、日本一おいしい塩と説明したことで、3年間品切れ状態が続き予約の電話も鳴り止まない状況が続いたそうです。
塩を作るときにできる、にがりも販売していました。豆腐作りに、1本購入しました。
1日目最後の予定地、輪島・白米千枚田の景色をながめ、秋の収穫時期のポスターと見比べてやはり秋のほうがきれいに見えました。
宿の温泉の後は、炉端焼の夕食となり、山海の料理にたんのういたしました。
二日目も快晴のお天気で、輪島塗工房の見学、輪島の朝市を体験の後、のと鉄道保管の郵便列車を見学、この列車は、日本に2台現存するだけとのこと、昔、仕事で小包郵便を出荷したことを思い出しました。
最後に能登大仏を見学して、全工程を終了いたしました。
羽田空港に、予定通り17:50の到着で無事に旅行は終了いたしました。
二日間の移動距離 255Km , 歩数は約2万歩となりました。(尾崎記)
研修旅行
第21期 東京支部 一泊研修旅行 報告(2017/5/26金~28日)
東京支部では平成29年5月26日(金)~平成29年5月28日(土)に群馬県富岡市の世界遺産富岡製糸場見学他一泊旅行を実施しました。
参 加 者 草鹿、土屋、大道寺、横井、谷口、田中、玉置 (敬称略)
初日は朝から雨でしたが富岡製糸場に到着時は参加者の気運が良いのか雨も殆んどあがり気温も先日までの夏日からうって変わり23度程度ですごし易い気候になり、製糸工場見学も朝の雨の影響で一般見学者も少なく充分、ガイド付説明を受け見学することが
できました。遅めの昼食後、国指定重要文化財の貫先神社(ぬきさきじんじゃ)に参拝し旅行の安全を祈願し、次の目的地である県立自然史博物館では地球の生立ちを自然と生命の歩みと共にたどり恐竜の絶滅など生物の謎に迫り、進化のロマンを感ずると同時に、このかけがえのない地球は水と緑に包まれた美しいさを守るため人間は今、何をしなければならないかを再確認出来ました。
その後本日の宿泊先である磯辺温泉に向かい、「かんぽの宿」にて温泉に浸かり旅の疲れを癒し、夕食では皆さんの近況を語り合い楽しいひと時を過ごしました。翌日2日目は朝 食後東京支部の定例会を開催し、その後本日の目的地である碓氷峠鉄道文化村に向かい、平成9年に廃線となった旧信越本線の歴史にふれ、急勾配を安全に上り下りできるアプト式鉄道の仕掛けや旧信越本線時代の 機関車、特急列車の運転席や客車、そして他の多くの機関車を見学しました。 昼食は横川駅の有名な釜飯を久しく食し、お土産を購入後今回の旅の思い出の1ページを幕とし、 横川駅にて解散し各自帰路に着きました。
◎ 見学先の詳細
○ 世界遺産富岡製糸場(2014年世界遺産登録)
富岡製糸場は明治5年(1872年)当時の日本は明治維新を迎えたばかりで殖産興業政策を掲げた政府が急務としたのは、輸出品の要であった生糸の品質改良と大量生産を可能とする器機製糸工場の導入と推進でした。
ブリュナー(フランス)と契約し器機製糸をスタートさせフランスから10名ほどの技術指導者を雇い入れ、技術伝習工女として15歳から25歳の若い工女を雇い入れられたが募集当初は製糸場に入場する外国人に生き血をとられるとのデマが流れ(フランス人の飲む赤ワインを血と思い込み)なかなか人が集まらず告論書を何度も出し更に初代製糸場長は自分の娘を工女第1号として入場させ範を示した。当製場は明治5年10月に操業開始し、その後日本各地に富岡製糸場に倣って器機製糸 工場が建てられた。当生糸工場には乾燥させた繭を保管しておく貯繭倉庫必要で西置繭(国宝)と東置繭 の2棟の貯繭倉庫があり、西置繭所は敷地の西側に南北に長く配置され104mあり、木骨煉瓦造りという特徴的な工法で建てられていて、骨組みは木造で煉瓦壁は「フランス積み」で仕上げられています。
屋根を支える小屋組にはトラス構造(※1)が用いられるなど西洋の建築技術が導入されているが屋根は和瓦で牽かれ、煉瓦積みの目地には漆喰が用いられるなど日本伝統技術も使われています。また天井付近には窓が多くあり、開放することにより乾燥効果を高めている。
○ 貫先神社(国指定重要文化財)
千年余りを経た古木に包まれ、辺りは荘厳な空気が漂っています。安閑天皇元年(531 )に武神である経津主神(ふつぬしのかみ)と農耕と機織の神である比売大神(ひめおおかみ)が祀られている。参道を下った低地に社殿がある全国的に珍しい構造である3代将軍徳川家光の建後5代将軍綱吉により大掛かりな修江理後今日 に至る。本殿、拝殿、桜門は国指定重要文化
○ 県立自然史博物館
群馬県の自然史を中心に地球の文化、鉱物、ヒトや動物の進化に関する資料・標本・写真などが展示されておりカマラサウルスの実物骨格や実物大のティランノサウルスの動く模型、またブナ林のジオラマは日本国内では貴重な展示品もあり、更に踏込だ地球の時代・自然界に於けるヒト・かけがえのない地球についての詳細な資料等の展示もある。
○ 碓氷峠鉄道文化村(体験型鉄道テーマパーク)
碓氷線の歴史を伝える資料館を初め同線で活躍した各種電気機関車や特急あさまを展示EF63型機関車の運転体験が出来る施設、また遊園地として子供むけ遊具施設も多々あり、子供達や鉄道マニアにとっても興味深い施設と思われる。
〔参考〕碓氷線
碓氷峠に通っていた旧碓氷線横川-軽井沢間は急勾配の為明治26年(1893年)日本初アプト式鉄道(※2)導入や日本初の幹線電化など日本鉄道史にとっても重要な意味をを持って
おり旧碓氷線が明治26年から平成9年新幹線開通まで活躍した。
(※1)トラス構造:直線的部材で構成される骨組み構造であり結合部はボルト又はピン接合
(※2)アプト式鉄道:2本のレールの真ん中に歯車レール(ラックレール)を敷きそれにアプト式電気機関車の床下に設けられた歯車(ラックギア)を噛み合わせ登り降りする鉄道。
(玉置 健三 記)