NEW!第79回 山遊会例会 堺市環濠エリア名所探訪(2025/9/25木)

年 月 日  令和7年9月25日(木) 曇り
山 行 先  堺市環濠エリア名所探訪
参 加 者  丸山 博・ 渡辺 正資・ 奥様・ 下川 和子・ 下川 博司
今年の京都は連日の猛暑日・熱帯夜で記録更新が続く異常気象に見舞われたが、秋の彼岸を過ぎて少ししのぎやすくなって、令和7年度も終わりに近くなり久々の例会実施となった。
貿易都市・自治都市として栄えた堺の町は、大坂夏の陣の前哨戦で豊臣方の焼き討ちにあうが家康の命により復興。
明治を迎えるまで江戸幕府の直轄地となった。
阪急河原町駅発7時50分準特急梅田行きに乗り、天下茶屋経由で堺駅下車。
観光案内所に立ち寄り先ずは堺旧港へ。
堺旧港から大阪万博会場までクルーズ船が運航されている。
港を半周する形で旧堺燈台(明治10年築造日本最古の洋式木造燈台)に向い、往復して堺駅から一駅の七道駅まで乗車し清学院で鉄砲鍛冶屋敷、山口家住宅の共通拝観券を購入して見学。(日本人として初めて鎖国中のチベットに入り多くの経典、民族資料を収集した川口慧海も学んだ寺子屋が開かれていた修験の道場)。
ついで背中合わせに建つ鉄砲鍛冶屋敷を見学。
全国で唯一残る江戸時代の鉄砲鍛冶の作業場兼住居で、江戸時代の堺における主要産業の一つである鉄砲生産の歴史を知ることができる。
入口で記念撮影の後600mほど南に歩いて山口家住宅へ、江戸時代初期の町家として重要文化財に指定されている。
近隣農村の庄屋を務めていたという貴重な建物。
時刻は13時前堺伝匠館に行く予定を割愛して阪堺電気軌道阪堺線(通称チンチン電車)で綾ノ町駅から大小路駅まで乗り、堺名物熱盛そば屋へ向かうも臨時休業の張り紙が、仕方なく近くのイタリアンレストランのランチセットで空腹を満たす。
14時30分探訪再開、与謝野晶子生家跡から千利休屋敷跡へ、ボランティアガイドの説明を受けたあと武野紹鷗屋敷跡(千利休のわび茶の師匠)、今井屋敷跡と巡ったところで時間は15時を過ぎている。
予定していた南宗寺まではかなりの距離があり閉門時間も間近いためこちらも割愛して南海バスで堺駅に向かう。
15時47分発なんば行き特急で天下茶屋へ、そこから各自のルートで帰途に着いた。
蒸し暑い一日であったが、雨に合うことなく有意義な例会であった。
以上