第73回 山遊会例会 阿武山(2023/11/18土)

年 月 日  令和5年11月18日(土) 晴
山 行 先  阿武山  (281.1+m)
参 加 者  丸山 博・ 中村 正博・ 宇野 久二男・ 下川 和子・ 下川 博司
JR京都駅ホーム8時20分集合、29分発新快速姫路行きに乗り、高槻駅乗り換えで摂津富田駅8時49分到着。
9時発の高槻市営バス91系統で消防署前9時14分下車。
昨夜来の雨が午前中残るのではと懸念されたがその心配はなさそうだ。
奈佐原の新興住宅街の北側の道を反時計回りに半周ほど登ったところで京大地震観測所のゲートがあり身支度を整え、ゲートから約800mにある本館を外から拝見。
時間は丁度10時、建物裏の斜面で立派な角を持った牡鹿に出会う。
観測所を辞し左横の道を登り10時17分古墳へ、阿武山古墳は盛土がなく尾根の先端部に溝をめぐらし墓域としている。
棺には60歳前後の男性人骨がほぼ完全に残り錦の衣服を纏っていた。
被葬者は藤原鎌足とする見方が有力。
山頂途中の展望所からは西側手前に箕面方面の山々その奥に六甲山系、左に転じると大阪市街から泉州方面が展望される。
10時50分山頂到着恒例の集合写真を撮る。
近年安威川ダム公園が整備されつつあり新しい道標が立っている。
11時過ぎ下山開始、地震観測所の横を過ぎたあたりからGPSで大和地区の新興住宅街への取り付け道路を探すが見つからず結果悪路を安威の登山口に下山、時間は12時。
ハニワ工場公園へは安威川の左岸に出なければならないが橋がない。
歩くこと20分ようやく是推橋を渡り一路東へ、さらに25分歩いたところで塚原東公園があり子供のキャッチボールを横目にベンチで昼食とする。
13時15分バス通りさらに東へ進み公園施設の茅葺屋根を教えてもらい到着。
正式名称は「史跡今城塚(いましろつか)古墳附新池埴輪製作遺跡」で丘陵一帯約3万㎡に広がる日本最古・最大級のハニワ工場であったとのこと。
登り窯の復元・18号窯を当時のまま展示したドームを上がると、高さ約7mの2棟の茅葺工房が復元されており見どころ十分。
思い思いに見学し、次は今城塚古墳に行く予定であったが、ここまでかなり遠回りしていて時間が過ぎているのと、風の冷たさが身に染みるのとで、先を割愛することにして上土室バス停へ。
幸いJR摂津富田行きが14時25分にあり乗車。
全員JR摂津富田駅から阪急富田駅まで歩き予定より早い帰宅となった。
生憎真冬を思わせる冷たい日ではあったが、充実した1日を過ごすことができた。
以 上
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